こんにちは。理系のやま (プロフィール) です。
僕はこの記事を書いている今は、大学院生として研究室で研究活動をしています。
そんな僕は5歳から高校3年生までの13年間、進研ゼミを受講していました。
大学受験生の高校3年生のときも、大学受験対策は進研ゼミだけでした。
そして今回は、「進研ゼミだけで大学受験に挑んだ結果、不合格で浪人した話」をしようと思います。
結論、「進研ゼミは悪くないけど、進研ゼミだけで受験勉強をするのはめちゃめちゃ難しい」ということを僕の失敗経験、受験の実体験をもとにお伝えします。
また、進研ゼミで大学受験を失敗した僕が考える「独学で合格するための具体的な行動」についてもお話しようと思います。
こうした疑問をもっている受験生にこのページは役に立つと思います。
受験勉強の方法・やり方に迷いや悩みがある受験生は、僕と同じ失敗をしないよう、僕の話を参考程度に聞いてみてください。
■こどもちゃれんじから大学受験講座まで13年間進研ゼミを受講
■高校3年の受験生も予備校には通わず進研ゼミだけで挑む
■現役時、偏差値46〜60の私立大6つ不合格&国立大学(偏差値47~58)に不合格
■駿台に入校して浪人生活開始
■1浪で国立大学(偏差値55)化学科 合格
■化学科卒業後、大学院で化学を専攻
✔ 僕が進研ゼミだけで受験して不合格になった4つの理由
✔ 4つの原因を解消できれば予備校に行かなくても合格できる可能性はある
✔ 4つの原因の具体的な解消方法
✔ 進研ゼミの効果的な利用方法
もくじ
本題の前に・・・僕は浪人して予備校の駿台に入って国立大学に初めて合格しました。
今年度で絶対大学に合格したいという人には駿台をおすすめします。
受験生(浪人生)は駿台の説明会だけでも聞いてみてください。
▶駿台
進研ゼミだけで大学受験して失敗した(不合格になった)理由
進研ゼミ(独学)だけで大学受験して大丈夫かな?
そんな不安のある受験生にぜひ読んでほしい。
これから僕が進研ゼミだけで受験して不合格になった理由を4つ紹介します。
あなたがこの4つには当てはまらないぞ!という自信があるのであれば、進研ゼミだけでもきっと合格できるでしょう。
でも、1つでも「あてはまるかも」「自信ないな」と思ったら要注意です。
1.勉強の効率が悪かった
2.基礎が弱かった
3.勉強量(勉強時間)がたりなかった
4.受験に関する情報が不足していた
この4つです。これだけでは「あたりまえじゃん」「あいまいでわかりにくい」という声が聞こえてきそうです。
そこで、これから1つ1つ僕の実体験にもとづいて説明していきます。
不合格理由 1. 勉強の効率が悪かった
同じ勉強時間ならより多くの問題を解けるようになった方がいい
受験生は時間がありません。入試までに残された時間は限られています。その限られた時間の中で、解ける問題数を増やす必要があるのです。
例えば数学なら、「1時間勉強して2問解けるようになる」よりも、「1時間勉強して5問解けるようになった」方が効率がいい。
進研ゼミ(独学)のデメリット:先へ進むのに時間がかかる
ここで考えるべきは、進研ゼミを使った学習は効率的なのか?ということです。
進研ゼミに限った話ではないですが、独学の場合、「わからない」とき「その先へ進むのに時間がかかる」んです。これが進研ゼミ(独学)の大きなデメリット。
頑張って「わかるようになった」としても、それまでに膨大な時間を使ってしまっているはずです。
その間にライバルはどんどん新たな問題を解いて力をつけているかもしれません。
塾や予備校に通う人の勉強効率は良い
その一方、塾や予備校に通っている受験生の勉強は効率はめちゃめちゃ良いです。
なぜなら、予備校では「予備校の次回の授業で取り扱う問題」を宿題として出すからです。
もし問題を解いていてわからなくなっても、授業を受ければその問題は解けるようになってしまいます。
自分で答えを探しに行かなくても、塾・予備校が自動的に解答までの最適なプロセスを教えてくれる。これが独学との大きな差。
しかも、授業を受けてもわからない場合、担当講師の先生に納得するまで直接質問することができます。受験に特化した先生なので、学校の先生に聞くよりも優れた回答であることが多く、自分の疑問が解消されやすい。
だから、塾や予備校に通う人は勉強の効率がめちゃめちゃ良い。
勉強効率の差が合否をわけた
その一方で、進研ゼミ(独学)での学習は、わかるようになるまで自力で頑張らなければなりません。
それゆえ、わかるようになるまで時間がかかり、勉強効率が悪くなってしまう。
僕は、「わかならい」が多く、数学では1問を理解するのに1時間かかってしまうこともありました。この1時間の間に、予備校生は3問解けるようになっていると思うと、おそろしい差です。
僕の勉強効率は悪かった。だから僕は受験に落ちてしまった。
もし、進研ゼミだけで受験に挑むなら、「効率よく」勉強するよう心がけることが必要です。
効率よく勉強する方法【忙しい人はココだけチェック!】
じゃあどうすれば独学でも効率良く勉強できるのか?
僕が提案する方法は3つです。その3つとは、
② 質問サービスを利用する「わからない部分は人に聞いて素早く次に進む」
③ 京大生にスケジュール管理してもらう【オススメ】
です。
① 取り組み方を変える「5分たってもわからなかったら答えをみる」
方法の1つは、「5分考えてもペンが進まなかったら解答をやめて答えを確認する」という方法。
答えを出すまで考え抜くことも大切ですが、受験生は時間がありません。
「定義を知らなきゃいくら考えても解けないやつだ…」と初歩的な知識不足なだけで、時間の無駄遣いをしてしまうこともあります。
くやしくても、「5分考えてわからなかったら答えを見て解けるようにする」を実践してみてください。
これだけでも、勉強効率は上がります。
② 質問サービスを利用する「わからない部分は人に聞いて素早く次に進もう」
進研ゼミ(独学)での学習の大きなデメリットは、
・わからない部分も理解できるまで自力で頑張る必要がある
・わかるようになるまでに時間がかかる
・予備校生よりも勉強効率が悪くなりがち
という点でした。
自分で解決しようとするから時間がかかるのです。
だったら、わかる人に聞いた方が早いし効率がいい。
進研ゼミ(独学)生におすすめするのは、質問サービスの利用です。
たとえば、進研ゼミなら「教科質問サービス」が無料で受けられます。教科アドバイザーからほぼ翌日に質問に対する回答が返ってくるので便利です。
進研ゼミ利用者はぜひ活用してください!
ただ、問題なのは進研ゼミ以外の質問をしたいとき。例えば市販のテキストや模擬試験、過去問の質問をしたいときに「教科質問サービス」は使えません。
そんなときは、別の質問サービスを利用してみましょう。
たとえば、インターネット家庭教師Netty では月4回、わからないところを質問でます。
スマホやPCで24時間365日すぐに難関大チューターから指導を受けられるので、わからない部分に時間をかけることなく、効率的に勉強を進められます。
さらに、
学校の宿題がどうしてもわからないなど緊急の場合には、指導日以外でもFAX・メール・LINEにて指導いたします。
というサービスも。
こうしたサービスの利用は、自力で理解するよりも効率がいいのでおすすめです。
ちなみに、Nettyは無料体験授業もやっています。気軽に試してみるのもアリです。
③ 京大生にスケジュール管理してもらう
正直、自分一人だけだと、勉強計画を立てるのも大変だし、計画を立てたとしてもその計画に自信がもてません。
効率的に勉強しようとしても、自分のやり方や勉強の進み具合が効率的なのか、そうでないのか、不安になります。
そんなとき、難関大学に合格した実績をもつ先輩に、勉強計画を立ててもらったり、勉強方法を教えてもらえたほうが、安心して勉強を進められると思います。
例えば、オンラインの O-juku なら、先生(全員 現役京大生)が、週に1度、生徒と話をしながら生徒のための勉強計画を練ってくれます。
また、前週までのチェックもしてくれるので、生徒の直近のモチベーションや状態に合せた計画を立ててくれます。
加えて、世界中の大学から集めた勉強法・習慣法・集中法・暗記法などなど、論文で証明された本当に効率の良い勉強方法も教えてくれます。
だから、予備校に行かなくても、習慣的に&効率よく自主勉強を進めることができるんですね
一度も予備校に通わず京都大学に合格した経験をもとにスタートした塾だけのことはあります。
オプションですが、毎日LINEでの進捗チェックや、週1回50分の授業(1980円)もしてくれます。
一緒に戦ってくれるサポーターがいるのは心強いですね。
O-jukuも今なら無料授業も行っているそうなので、1度試してみてはいかがでしょうか。
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不合格理由 2. 基礎が弱かった
基礎が身についていなければ当然入試問題は解けない
入試問題は、イメージで言うと基礎問題の組み合わせ。つまり、基礎が弱いと入試問題は解けません。当然、基礎ができていなければ少しレベルの高い問題も解けるようにはなりません。
進研ゼミの説明・解説は僕には物足りなかった
「進研ゼミは基礎からしっかり教えてくれる」
確かにその通りです。それでも、今思えば僕には進研ゼミの教材に書かれた説明だけじゃ不十分でした。
もっと言えば、僕には進研ゼミの教材に書かれた説明を理解するだけの力も乏しかったんです。
結局、学校の授業や教科書の説明、進研ゼミでの学習だけでは、僕が入試問題を解けるだけの基礎を身につけることは難しかったのです。
基礎理解が弱かったから受験に失敗した
僕が進研ゼミを使って大学受験に失敗した理由、それは、どの科目も基礎的な理解がたりておらず、基礎が弱かったから。
浪人して予備校の授業を受けているときに気づかされました。
「高3の頃の僕は思っていた以上に基礎部分の理解ができていなかった」
だから、現役の高校3年生のとき、進研ゼミ大学受験講座の教材の問題を解いていても「解けない」し、「わからない」が多かったのです。
ますます勉強効率が悪くなってしまい悪循環でした。
基礎部分を理解するためにはまずは良質なインプットを心がけよう
もちろん問題を解くアウトプットは大事です。でも、基礎もない中アウトプットしようと思っても効率が悪いです。
もし、進研ゼミだけで受験に挑むなら、わかりやすくて体系的に説明された良質なインプットを増やすことも忘れてはいけません。
その知識を得た後に、進研ゼミを使ってアウトプット(問題を解くこと)をしましょう。
ピアノを習得しようと思ってテキストだけで勉強したってなかなかうまくなりません。
先生から教わり、自分で手を動かして練習することで上達していきます。
進研ゼミだけで勉強しようとするのは、誰からも教わらずにテキストのインプットだけでピアノを習得しようとするようなものです。
「先生から教わる良質なインプット」を増やすことで基礎を強くしていくことができます。
良質なインプットを増やして基礎理解を深める方法【忙しい人はココだけチェック!】
じゃあどうすれば良質なインプットを増やすことができるのか?
どうしてもテキスト形式の進研ゼミだけでは良質なインプットをたくさん得ることは難しいです。
そこで、おすすめは、動画を使って学習することです。
僕が提案する方法は2つです。
② スタディサプリで解説動画検索
① YouTubeで解説動画検索
最近は授業系・解説系の動画の投稿も増えています。せっかく無料で見られるのだから使わない手はないでしょう。
でも、そうは言ってもYouTubeで「自分が知りたい情報」を見つけるには時間と労力がかかります。もしかしたら探し求めていた動画がそもそも存在しないかもしれません。
YouTubeは無料で便利だけど、存在するかもわからない動画を探すというのは時間のない受験生にはリスクです。
② スタディサプリで解説動画検索
一方、スタディサプリは基礎を固めるインプットの強い味方。
お金はかかってしまいますが、それでも予備校は年間約53万円かかるのに対し、スタディサプリの利用料金は「合格特訓コース」でも年間12万円。「ベーシッククース」なら年間2.4万円を切ります。
スタディサプリで効果的に学習を進めようと思った場合、専用テキストの購入もすすめられますが、そのテキストを買っても1冊980円。仮に20冊購入しても2万円程度で済みます。
予備校に行くより断然安いです。
スタディサプリを使えば、予備校に行かなくても志望校に合格する可能性がぐっと高まります。
・1回15分ほどの短時間でレベル別・難易度別に復習できる
・単元のキーワードで簡単に検索できてストレスが少ない
・入試範囲もしっかりカバーできちゃう
そんな強みがスタディサプリにはあります。
現役のとき、僕も使っていればよかったなと思いました。
途中解約しても未利用月分は返金されるので一度試してみる価値はアリです。
詳しくは公式ホームページをチェックしてみてください↓
不合格理由 3. 勉強時間が足りていなかった
進研ゼミ(独学)で勉強時間を増やすのは難しい
勉強効率が悪くても、塾や予備校に通う人に勝つ方法があります。それは、勉強量(勉強時間)を増やすこと。
予備校生が1日10時間勉強して30問解けるようになったとするなら、僕ら進研ゼミ生は12時間勉強して30問解けるようになれば良いのです。
「予備校生に負けないくらいたくさん勉強すれば良い」
そう、頭ではわかっています。
でも、実際はこれもめちゃめちゃ難しいですよね。
進研ゼミ(独学)で勉強時間を増やすのが難しい理由
なぜ難しいのか。なぜなら、
・予備校生は勉強しやすい環境(自習室など)があるけど、進研ゼミ生はそうした環境が用意されていない。
・予備校生は「わかならい問題」は授業で解決できるけど、進研ゼミ生は自力で解決する必要がある。
・1問解くのに予備校生以上の労力がかり予備校生以上に疲れてしまう。
だから予備校生よりも勉強時間を増やすのは難しい。
頭では「たくさん勉強しなきゃ」とわかっていても実行するのが難しい。
進研ゼミ生は他の教材を探さなければならない場合がある
さらに、進研ゼミ生は場合によってはゼミの教材以外にも他の問題集を用意して演習量を増やす必要があります。なぜなら、進研ゼミが用意する問題(演習量)は少ないから。
例えば、国語。
僕のときは、進研ゼミの国語は1か月分で現代文・古典・漢文が1~4題しかありませんでした。これでは演習量がたりません。だから自分で他の問題集を探す必要があります。
これをいちいち他の科目でもやっていては大変だし、時間がかかります。
予備校生は教材を探す必要が少ない
その一方で、予備校に通う人は予備校が必要な問題を用意してくれています。自分で教材を探しに行かなくても、良質な問題がたくさんある。だから時間をより有効活用できるのです。
勉強時間が少なかった僕は受験に落ちた
勉強効率が悪かった僕はせめて勉強時間をより多く確保すべきでした。それにもかかわらず、僕の勉強時間は少ないときでは1日6時間、多くても9時間だったのです。
つまり、僕が受験に落ちた原因の1つは、明らかな勉強時間不足。
もし、進研ゼミだけで受験に挑むなら、工夫して「勉強時間を人一倍確保」するよう心がける必要があります。
勉強時間を確保する方法【忙しい人はココだけチェック!】
じゃあどうやって必要な勉強時間を確保できるようにするのか。どんな工夫があるのか。
浪人時代、1日10時間勉強した僕が提案する、勉強時間を確保する方法は3つあります。
②自習室を利用する
③図書館図書室を利用する
詳細をここに書くと全体が少し長くなってしまうので今度の記事で紹介することとします。
ちなみに僕はこんな感じのバーチカル手帳を使っていました。
僕は、バーチカル手帳に勉強した科目や勉強時間を書き入れてモチベーションを保っていました。
不合格理由 4. 情報が不足していた
情報を制すれば受験の難易度は下がる
「受験は情報戦」と言われます。
「この分野は試験ではこう問われやすい」
「この時期ならこれくらいの成績をとっておくべき」
「この範囲は入試であまりでないから勉強の優先度は低い」
こうした情報は、やっぱり予備校が強いです。そして、こうした情報を知っているだけでも、勉強の仕方は変わってきます。
進研ゼミ(独学)勢が情報収集するには?
僕からは2つ提案します。
② 人一倍早く過去問にとりかかり問題傾向をつかみ分析する
① 予備校の夏期講習を受けて情報をつかむ
特に「総まとめ系」の夏期講習では、日頃予備校に通う生徒に普段から話していることを繰り返し話すことがあります。
「○○大の英語は受験生の知らない単語が多い英文を出すけど、ビビる必要ないからね、見かけだおしだからよく読めば解ける」
「○○大の大問4はいつも激ムズだからここに時間をかけないように」
そうした先生の何気ない発言こそ有益な情報だったりします。
授業内容だけでなく、先生の何気ない発言にも要注意です。
② 人一倍早く過去問にとりかかり問題傾向をつかみ分析する
時間はかかっても、分析結果にはそれだけの価値が生まれます。
なぜなら、その分析結果をもとにして今後の勉強計画(どこを重点的に学習するか、など)が立てられるからです。
やってくれる人がいない分、自分でやるしかないです。
次ページ:「結局、予備校に行った方がいいのか?」
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