ドラム譜を爆速で覚える方法【楽譜の覚え方4ステップ】

音楽
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ドラムの楽譜を覚えるのって大変ですよね。家にドラムがあれば家で練習することもできますが、ドラムを持ってない人にとって「ドラムの楽譜を覚える」って結構難しい。

そこで、今回は「家にドラムが無くても爆速でドラム譜を覚える方法」を紹介します。

この記事を読むメリット

・「覚えられない」がなくなります
・「楽譜を見るのがめんどう」がなくなります
・とにかく早く覚えられます
・暗譜していなくても1通り叩けるようになります

これから紹介する方法は軽音楽部(高校)、軽音サークル(大学)でドラムを担当していた僕が行っていた方法です。これをやる前と後では、演奏できる曲数も2倍以上になりました。

では、さっそく見てみましょう。

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ドラム譜を爆速で覚えるための4つの手順

手順1 まずはドラム譜だけ抽出した楽譜をつくる

バンドスコアは全パートが載っていますが、個人練習でバンドスコアを使うのはおすすめしません。なぜなら、自分が必要な部分に対して余計なページ部分が多すぎて、練習効率が下がってしまうからです。

個人練習でバンドスコアを使うデメリット

バンドスコアはページ数が多いので・・・
・ページをめくるのが大変
・ページをめくることに意識がいってしまい、楽譜のフレーズのつながりに集中できない

・スタジオで練習するとき、ページをめくるという「無駄な時間」が生まれる
・覚えなきゃいけない量が多く感じられる
・結果としてやる気もそがれる

でもドラムだけの楽譜を作るのは時間かかりそうだな

たしかに、ドラム用の楽譜をつくるのは時間がかかります。

でも、バンドスコアを使って練習するほうが、トータルすると時間がかかるんです。

たとえば、スタジオ練習。バンドスコアだと、頻繁にページをめくることになります。

ページをめくるたび練習も止まります。ページをめくればめくるほど、このムダな時間は増えていきます。実はこれ、「スタジオの時間とスタジオ代がもったいない」です。集中して練習できないし、ページ数が多いバンドスコアほど「損」です。

だから、スタジオでページをめくらなくてすむように、あらかじめ自分のパートの楽譜を作っておきましよう。

バンドスコアをドラム用に直すメリット

・楽譜が1~2ページ(見開き)に収まる
・めくらなくて済むのでストレスなく集中して練習できる
・めくる時間がないのでスタジオ代も無駄にならない
・全体のページ数が少なくなり覚える量が少なく感じられる
・視覚的に覚えやすくなる
・暗譜できてなくても楽譜を見ながら1曲通して叩ける

メリットばかりです。

急がば回れです。ひとまずバンドスコアを1曲分用意してドラム用楽譜をつくってみましょう。

デジタル化が進む現代ですが、今回はあえて手書きでドラム譜を作ります。

手書きのほうが、どんなリズムパターンなのか考えながら楽譜を写すことになるので、より頭に残りやすくなります。急がば回れです。

用意する物
・5線譜
・鉛筆
・クリアファイル

楽譜を写すときは鉛筆がベターです。そのほうが「♪」の”玉”を書きやすいです。
クリアファイルは楽譜をまとめるために用意します。

また、自分だけの楽譜を作ってストックしておけば、あとで「またあの曲やろう」というときもかなり取り組みやすくなります。

手順2 楽譜にでてくるフレーズを理解する

次は具体的な練習方法です。ドラムだけの楽譜を準備できたら自宅で練習していきましょう。
具体的な手順は次の通りです。
⓪取り組む楽曲を知らない場合はまず音楽を聴く
①音楽を聴きながら楽譜を追っていく
②曲はじめから流して、ドラム譜を追いながらイントロからエアドラムしてみる

⓪音楽を知らない場合は音楽を聴く

ドラム譜を早く覚えられるようになるにはまずは「曲を知る」ことが必須です。そして、鼻歌が歌えるようになると一気に覚えられるようになります。そのためにも、まずはどんな曲か聴いてみましょう。

空き時間はとにかく曲を聴きくことをおすすめします。あまり好きな曲ではないとしても、聴いているうちに自然と口ずさむほど好きになってしまうことすらあります。

曲を覚えられたら、もうドラム譜を覚える準備の50 %はクリアです。

①音楽を聴きながら楽譜を追っていく

ざっくりで構いません。曲を聴きながら、楽譜を追っていきます。
「曲を聴いていて聞こえてくるドラムの音は楽譜上ではこんな形(音符の並び)をしてるんだ」と音符の並び(形)が確認できればOKです。

こうすると、楽譜の視覚による情報と曲の聴覚による情報をリンクさせられます。もし余裕があれば、楽譜を追いながら「ドンチャドントチャ」「ドンチャドンドチャ」などと口ずさむ(頭の中でイメージする)とより◎です。

②イントロからエアドラムしてみる

スタジオに入ってスムーズに練習ができるよう、楽譜を見ながら「こんな感じかな」とエアーでドラムを叩いてみましょう。「ここは簡単そう」「ここは難しそう」そんなことがわかればOKです。

手順3 実際に楽譜を覚える(スタジオ練習/イメージトレーニング)

楽譜を覚えようとする前に、1つ確認することがあります。それは、「自分の技術的に難しいフレーズがあるか」の確認です。

スタジオに行き、楽譜を見ながら、一通り叩いてみます。「ここは難しいな」と思うところがあればマーキングしておいてください。

これができたら、準備はOK

ドラムを覚えるには、スタジオ練習が効果的です。どのように練習すれば、早く楽譜を覚えられるでしょうか。その方法を4ステップで紹介します。

スタジオ練習方法

step1 楽譜を見ながら1番だけ通しでゆっくりたたいてみる
技術的に叩けない部分はマーキングしていきます。
マーキングした場所は飛ばして、叩けるところだけ叩いてみます。

step2 楽譜を見ながら(難しいところ以外)1番を叩けるようにする
ステップ1では、自分の叩けないところと、叩けるところを確認しました。ステップ2では、楽譜を見ながら1番を通してくり返し叩いて練習します。ポイントは、何度も叩くこと、難しい所は飛ばすこと。体に「叩く動き」を染み込ませるイメージです。ステップ1までにマーキングした部分は、叩けそうなら叩いてみるし、無理そうならそのフレーズは叩かず「休符」扱いする。大切なことは、「通しで叩く」ということです。

step3 マーキングした箇所を集中的に部分練習する
つぎのステップ4では、「楽譜を見ながらなら通して全て叩ける」ようにします。そのために、この段階で集中的に苦手なフレーズごとに練習して叩けるようにします。1日で全て叩けるようになるわけではないと思いますので、この部分練習はスタジオに入る度やることをおすすめします。

step4 楽譜を見ながら1番を叩けるようにする
ステップ3までで各フレーズ叩けるように叩けるようになったと思います。そこで、楽譜を見ながら1曲全体を通して叩いて見ましょう。

step5 楽譜を見ない時間を徐々に増やしながら叩く
試しに見ないで叩いて見て、忘れていたら楽譜を見る。そしてまた見ないで叩き、忘れていたら見る。そうやって、徐々に楽譜を見ない時間を増やしていきます。忘れてしまう部分は部分練習して体に動きをしみこませます。そして、「楽譜を見なくても叩ける」状態を目指します。

1番がある程度叩けるようになったら2番も同様にstep1~step5を行います。
2番も叩けるようになったら1曲通してやってみましょう。
ただ、必ずこのステップ順に練習を進める必要はありません。step3は終わってないけど先のstep4以降へ進んだり、1番だけでなく2番も同時平行でstepを進めてもOKです。

イメージトレーニングのやりかた

でも、スタジオ練習は時間的にも金銭的にもそんなに入れるものではありませんよね。そこで、効果的な練習方法が「イメージトレーニング」です。

ポイント
時間があるときに楽譜を見ながら音楽を聴く

イメージトレーニングでは、「この譜面はこう叩く」というイメージができるレベルで楽譜を追います。「頭の中でドラムのどこを叩くかわかる」「音を口ずさめる」のが目安。それができない部分は、曲を止めて「どう叩くのか」を理解します。どんな風に叩くのか理解できたら、曲の続きを流しながら続きの譜面を追います。

イメージトレーニングは実際に叩くそぶりをして体を動かせるとより◎です。こうした準備をしておくだけで、スタジオ練習の回数も最小限に叩けるようになります。

手順4 演奏を楽しむ

あとは楽しく演奏するだけです。

どうしても叩けないフレーズは、自分で簡単バージョンにして叩いてしまってもよいでしょう。ドラムは「リズムをくずさない」ことが大切です。

難しいことをしようとしてミスするほうが下手な印象を聴いている人に与えてしまいます。それなら、簡単なフレーズにして「楽しそうに」叩いている方が見ている方も楽しめます。

まとめ

バンドスコアは写そう
時間があるときは音楽を聴きながら楽譜を追おう
5stepでスタジオ練習
スタジオに行けないときはイメージトレーニング

きっと今までにないくらい早く楽譜を覚えられるようになるはずです
とにかくまずは、楽譜を写すことからはじめてみてください
それではこれからも楽しい音楽ライフを!

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