「化学科におすすめの資格を教えて欲しい」
「甲種危険物取扱者って難しい資格?」
「どうすれば甲種危険物取扱者に合格できるの?」
「合格者はどの参考書を使って勉強したのかな?おすすめの参考書を1冊挙げるならどれ?」
そんな疑問に答えます
こんにちは。理系のやま (プロフィール) です。
僕は大学2年生の12月、1発で甲種危険物取扱者の国家資格を取得しました。
僕が対策に使った参考書は「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」だけです。
これ1冊で試験対策は十分です。
この記事はこんな人向け
そんな大学生は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
最後まで読み終えた頃には、これらの疑問が解消されているはずです。
※おすすめの参考書&勉強方法をとにかく早く知りたい人はこちら(結論にジャンプします)
⇒合格率30%の甲種危険物取扱者に1発で合格した方法
\大学院生・理系学生は「知らなかった」じゃもったいない/
僕が甲種危険物をとった理由【仕事で使うからではない】
やまさんはどうして甲種危険物取扱者の資格を取ろうと思ったんですか?
それは、「化学科卒業」という肩書の他に、自分にオリジナリティが欲しかったからです。
単に「化学科卒業」というよりも、「化学科卒業」&「甲種危険取扱者」の肩書を持ってる方が、化学により強い人に見えませんか?
僕は「化学科卒」の中でも、同じ化学科の人と差別化したくて取得しました。
実際、大学院生の今も「甲種危険物取扱者の資格が役立った!」と思える瞬間はきてません。
それでも、
・今取れる資格はとっておくと必要になったとき楽
・他の化学科生と差別化したい
・難しい資格をとれたら自信になる
・将来思わぬところで役立つかも
と、社会人よりも時間がある大学生の今、甲種危険物取扱者の資格を取得するメリットは十分あると思いました。
自分の可能性を広げるチャンス。
そう思って勉強を頑張ってみました。
そもそも甲種危険物取扱者とは
甲種危険物取扱者ってどんな資格?
簡単にいえば、定められる全類の危険物の取り扱い・定期点検・保安の監督をすることができるよ、という資格です。
実際に危険物の試験を行っている消防試験研究センターのHPにはこう書いてます。
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。
引用:一般財団法人 消防試験研究センター
つまり、危険物質をたくさん取り扱ってたり、保管してる場所には、「危険物取扱者」の資格をもつ人が必要だということです。
さらに、このように書かれています。
甲種危険物取扱者は全類の危険物、乙種危険物取扱者は指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。
引用:一般財団法人 消防試験研究センター
つまり、甲種危険物取扱者に合格すれば、定められる全類の危険物の取り扱い・定期点検・保安の監督ができる特権がもらえるようになります。
●危険物の分類●
危険物は1類~6類に分類されていて、
甲種:1~6類全部取り扱いOK+6か月実務経験あれば全類の保安監督者になれる
乙種:1~6種を1類単位で受験。合格した類のみ取り扱いOK+保管監督者になるには類ごとに6か月の実務経験が必要
丙種:灯油やガソリンなど扱える (立ち会い・保安監督者にはなれない)
とランクが決まっています。
第1類は、 塩素酸塩類、無機過酸化物、過マンガン酸塩類、などの酸化性固体
第2類は、 硫化りん、硫黄、鉄粉、金属粉、引火性固体などの可燃性固体
第3類は、 カリウム、アルキルアルミニウム、黄りんなどの自然発火性物質&禁水性物質
第4類は、 ガソリン、アルコール類、灯油、軽油などの引火性液体
第5類は、 有機過酸化物、ニトロ化合物、アゾ化合物、ヒドロキシルアミンなどの自己反応性物質
第6類は、 過塩素酸、過酸化水素、硝酸、ハロゲン間化合物などの酸化性液体
と分かれています。
甲種危険物取扱者は何の役に立つの?【あまり重要なことではない】
甲種危険物取扱者が何の役に立つのか、大学生の今は分かりにくいでしょう。
甲種危険物取扱者は、すべての危険物について高度な知識を持つ人として、危険物の取り扱いが必要なあらゆる場面で、安全確保の中心的立場として活躍します。
活躍できる業界は多岐にわたります。
・石油化学工場
・エネルギー工業
・有機化学工業
・塗料工業
・紙,パルプ工業
・色素材料工業
・医薬品工業
・合成高分子化学工業
・アンモニア工業
・ソーダ工業
・自動車修理工業
・製造業
・タンクローリー
また、甲種危険物取扱者を持っていると「資格手当」がつくこともあるようです。
でも、僕ははじめからこうした仕事をしようと思って資格取得したわけではありません。
先ほども言ったとおり、他の化学科生と差別化し、オリジナリティと自分の価値を高めたかったから、資格取得を目指しました。
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甲種危険物取扱者に合格すると…
こんな免許状がもらえます。
カードタイプであり顔写真つきなので運転免許証のように”しっかりした”免許状。紙ペラでないことも、資格取得のモチベーションになりました。
甲種危険物取扱者は受験資格がある【化学科ならほとんどの人が受けられる】
危険物取扱者には甲種、乙種、丙種と3つのランクがあります。
この中でも、甲種だけは、誰でも受けられるわけではありません。これが甲種危険物の魅力のひとつでもあります。
ここで、化学科のみなさんに朗報です。
一般の人は、甲種危険物取扱者の受験資格を獲得すること自体大変ですが、化学科であればほぼ無条件で受験資格が獲得できます。
化学科生であることを活かせる資格であるということ。これも受験を考えた理由のひとつです。
もちろん化学科生でなくても、理系大学生は注目の資格です。
✔ 受験資格のある人(ざっくりと紹介)
1.化学系の学科を大学で卒業した人
2.大学で化学系の授業を15単位以上習得した人
3.乙種の免許を持っていて実務経験2年以上
または (1類or6類)+(2類or4類)+(3類)+(5類)の計4類の免許を持ってる人
4.化学系を専攻して修士・博士の学位を持ってる人
1〜4番のうちひとつでも当てはまっていれば甲種危険物取扱者を受験できます!
そして今回注目すべきは上の2番!これをクリアしてる化学科生は多いのではないでしょうか。
☆ 自分の習得した授業が「化学系の授業」に該当するかどうかは「受験案内丨一般財団法人 消防試験研究センター」のHPから確認できます!
甲種危険物取扱者の合格率は?
甲種危険物取扱者の合格率は30~40%
その一方で、受験資格がなく誰でも受験できる下位資格の乙種、丙種の合格率は60~70%
甲種は受験資格があり、それなりにレベルが高い人が受けてるはずなのに、10人に6,7人が落ちている計算になります。
逆をいえば、甲種に合格できたらそれだけでも「すごい」
僕は思います。受ければ多くの人が合格する資格より「難しい」資格に合格するほうがよりかっこいいし価値がある。
しかも、合格できないのは単に「優れた参考書」と「よりよいやり方」を知らないだけです。
これから紹介する参考書と勉強方法を知れば、合格可能性はぐっと高まるはずです。
運転免許証と同じで、更新すれば再受験の必要はありません。
次のページで、「現役時本気で勉強したのに大学受験全落ちで1浪した僕でも1発で合格率30%の甲種危険物取扱者に合格した方法」を紹介します。
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