僕は約2年間スターバックスでアルバイトをしていました。
そんな僕が、スターバックスで働いたことで得られた12のスキルについて紹介します。
スターバックスで得られたスキルは他のバイトではなかなか得ることができないものだと思います。
人間として成長できる場所がそこにはありました。
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スターバックスでアルバイトをして身についた12のスキル
アルバイトを始めて(入社して)からどんなスキルが身についたのか、時系列にそって紹介します。
入社初期はどんなアルバイトでも身につけることができるスキルかもしれませんが、スターバックスで働く経験が増えていくにつれて、スキルも増えていきました。
さっそく見てみましょう
入社初期~
・時間が守れるようになった
友達との待ち合わせで遅刻しがちだった僕にとって大きな進歩です。
勤務開始時刻より前に勤務先に到着するというのは常識。
時間に間に合うようにするには何時までになにをしておくべきか、より意識して行動するようになったので、プライベートでも時間を守れるようになり信頼されるようになりました。
・無意識に身だしなみに気にするようになった
とくに飲食物を扱う仕事です。
髪の毛の長さ、爪の長さ、肌のケアなど、これまで以上に気をつかうようになりました。
無意識のうちに身だしなみを整えられるようになったのは大きいです。
「大事な場面のときだけ気をつければ良い」と思ったこともありますが、日頃から習慣化できているほうがよいです。
頭で考えて行動していると「今日に限って忘れてた」なんてことがあるかもしれませんが、習慣づいていて「体が勝手にやってた」方が損しません。
清潔感あるねと言われるようになったのもこのためかもしれません。
入社2か月目~
・適切な言葉遣いができるようになった
「行きます」ではなく「参ります」
「来ました」ではなく「いらっしゃいました」
と、敬語に関するものから、
「お預かりします」
「ちょうどいただきます」
といったお店で使う言葉まで、その場・状況に応じて適切に使えるようになりました。
これは社会人になっても役立つことだと思います。
・周りに助けを求められるようになった
「自分でなんとかしよう」と思いがちな僕でも、自分の能力では不可能なこと、知らないことは、周りの人に聞けるようになりました。
これはある意味、下手なプライドが捨てられ、素直になれたということなのだろうと思います。
・迷ったら挑戦してみる、という考えを行動に移せるようになった
「こうしたほうがいいと思うけどどうしよう・・・」となったとき、それまでの僕は「まあいいかな」と行動を起こさないでいました。
でも、スターバックスで働いてみると、そうはいきません。
「うまくいかないかもしれない」と思っても、まずは行動してみる。
そんなことが求められるし、実際に「勇気を持ってやってみよう」と思わせてくれる環境がそこにはありました。
実際に行動してみると、案外うまくいってしまうことも多く、お客さんも一緒に働く人も笑顔になって喜んでくれます。
たとえ失敗しても、周りの人が助けてくれます。
「迷ったら挑戦してみる」ことが実際に行動できるようになり、チャンスをモノにすることができることが増え、プライベートでの自分のレベルもアップしたように思えます。
・勇気を出して自分から声をかけられるようになった
それまで「見ても見ていないふり」をしていた僕にとって大きな進歩です。
お客さんが困ったそぶりを見せていたり、なにか気になることがありそうだと思ったら、自分から声をかけるようにしました。
自分で解決できないと思ったら周りの人に助けを求め、対応できそうだと思ったら自分の力で対応します。
お客さんが笑顔になってくれるのが嬉しく、それ以降も自分で進んで声を掛けられるようになりました。
これは、プライベートでも活かせるようになりました。
例えば、「電車で席をゆずる」ということも、恥ずかしがることなく、迷うこと無く、できるようになりました。
たとえ偽善者と言ってくる人がいたとしても気にすることはありません。
なぜなら「相手を想って起こした行動は少なくとも相手の為にはなっている」はずですから。
入社3か月~
・目標を立て、行動し、振り返り、次に活かす、というPDCAを意識して回せるようになった
PDCAとは、「Plan(計画して)」「Do(行動して)」「Check(結果を確認して)」「Action(次に活かす)」こと。
これを、意識して取り組めるようになりました。
例えば、「お客さんに喜んでもらうためにレジで一言話しかけてみよう」と目標をたてたら、実際に「よくこれ飲まれるんですか?」「今日涼しいですね」とレジで声をかけてみます。
すると、お客さんは「これ好きなんです♪」「ほんとですよね!」と反応を返してくれます。
そして、にこにこしたままドリンクを取りに行かれます。
そして僕は「こういう声かけはもっとやってみていいかもしれない。次はもっと違うコミュニケーションをとってみよう」と次の行動をどうしようか考えるのでした。
こうしたことは、他のパートナー(店員のこと)もやっています。
みんな向上心があり、みんながPDCAを回しているスターバックスだからこそ、自分もそうした成長ができるのだと感じました。
・相手のニーズを察知しそれに応えられるようになった
お客さんは常にいろんな”サイン”を出しています。
例えば、ちらちらと時計を見るお客さん、目を細めながら壁に付いているメニューを見るお客さん、荷物をいっぱいもったお客さん・・・みんな違ったニーズがありそうです。
ちらちらと時計を見るお客さんは「とにかく早く飲み物が欲しい」のかもしれません。
そんなとき、必要以上に話しかけたら迷惑です。
レジでもバーでも質は落とさず素早く商品を提供します。
目を細めながら壁に付いているメニューを見るお客さんは「見やすいメニューがほしい」と心の底で思っているかもしれません。
そう気づいたら、手持ちのメニューシートを「どうぞご覧ください」とお渡しします。
お客さんたちは、「ありがとう」とにこっとしてくれる方が多いです。
こんなふうに、「相手のニーズを察知して応える」ことができるようになりました。
友達といるとき、家族といるときでも同じことができ、「やさしいね」「ありがとう」と言ってもらえる瞬間が増えたように感じます。
入社6か月~
・優先順位をつけて行動できるようになった
お客さんの満足度が上がるためにはどうしたらいいかを考え、優先順位をつけて行動するクセがつくようになりました。
例えば、メニューシートを渡しにいくのか、レジを開けるのか、2番目の人のオーダーを先に伺っておくのか、選択肢はいろいろあります。
その中で、お客さん全体の満足度を上げるには、今、どんな行動をすべきか、優先順位をつけられるようになりました。
思いついたことを思いついたままに行動すると、非効率だったりするので、このクセは結構大切だったりします。
このことは私生活にも応用できて、例えば今すべきことは「家事」なのか「課題」なのか「趣味」なのか、自分の生活をよりよいものにするために、どれから手をつけるのが良いか優先順位をつけて行動できるようになります。
優先順位をつけて行動すれば、「課題」ばっかりやってしまって「家事」をする時間が無くなってしまった、とか「趣味」の時間がなくなってしまった、ということがなく、「課題」「家事」「趣味」をバランス良くこなすことができます。
・ボトルネックをみつけて対処することができるようになった
ある程度仕事に慣れてくると、「レジ」「ドリンクづくり」「補充」など複数の仕事を同時に任されるポジションにつくことになります。
ここでやるべきことは、ボトルネック(弱点)を見つけてその部分をサポートすることです。
たとえば、レジがガラ空きなのにドリンク待ちの列が長いとき、ドリンク作成がスムーズにできるようサポートします。
たとえば、ドリンク待ちの列は0なのに、レジにたくさん人が並んでいたら、もう1つレジを開けたり、レジのサポートをしたりしてボトルネックを解消します。
こんなふうに、「弱点はどこか」を見極め、それを解消できるようになりました。
この考え方はプライベートにも応用できます。
弱点をみつけてそこを改善するという視点をもつこと。
そうすれば、全体的なクオリティは比較的簡単に上げることができるでしょう。
入社1年目~
・仲間との信頼を構築した上でモノを教えられるようになった
あたらしい子が入ってくると、今度は「教える側」になります。
スターバックスでは、認定を受けた「トレーナー」が教えることになっています。
僕もトレーナーをやっていましたが、教えていく中で、自分も学ばされる瞬間は多かったです。
効果的に教えられるようにするため、教える子との信頼関係を築き、教える時にはリラックスできる環境をつくり、質問はいつでも歓迎する姿勢をつくる、など、教え方だけでも多くを学ぶことができました。
また、お客さんには今まで通りのサービスができるよう、一緒に働く仲間にも迷惑がかからないよう、教える子と一緒に働くときも広い視野をもってシフトに入ります。
このバランスを保ち、視野を広げて物事に取り組むというスキルを身につけることができました。
モノを教えるというのは、会社に入っても必要になるスキルだと思います。
そんなスキルを大学生のうちに身につけられるのはスターバックスならではだと思います。
入社1年6か月目~
・みんなの目標を聞き、その目標を達成するためのその人に合わせたフィードバックと、その人の視野を広げ成長できるための別視点の目標も提案できるようになった
入社して長くなると、新しい子をどんどん迎え入れることになります。
そんなとき、長く働く人の役割の1つは、そうした子の目標にそってアドバイスしたり、その子が思いつかなかった別視点の目標を立ててあげることです。
「レジができるようにならないのでレジが早くできるようになるのが目標です。」
そんな子には、自分の経験からどうすれば早くレジを打てるようになるか、その具体的な方法をアドバイスしたり、働いているときにその子の様子を優しく見てあげたりします。
また、「早くレジをうつ」のも大切ですが、「お客さんに満足してもらう」ことも大切です。
なので、「レジのスピードは今の段階ではクリアしてるから、お客さんとアイコンタクトをとってみることも目標にしてみよう」と新たな目標も立ててあげます。
こうした「教育のやり方」は社会人になったときも役立つはずです。
まとめ
スターバックスでのアルバイトは、自分を成長させられる瞬間がたくさんあります。
それは、私生活に役立つものから、社会に出て役立つものまでさまざまです。
そうした役立つスキル、必要になるスキルをスターバックスならいち早く学んで身につけることができます。
もし、スターバックスに興味があれば、アルバイトしてみることを検討してみてください。
きっと新たな人生がはじまることでしょう。
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